皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?
おのぼです。

ADAのNAウォーター

という製品をご存知でしょうか?

水槽の水換えの際、水道水を通すことにより、水草水槽により適した水を作ることができる製品です。

このNAウォーターに、水道水を軟水化するカチオンフィルターを組み合わせて、我が家で約半年ほど使ってきましたので、今回はその所感などを書いていきたいと思います。

 

1.NAウォーターとカチオンフィルターの機能

ADAのNAウォーターですが、基本機能として水道水の浄化を行います。

最初から内蔵されている2つのフィルターにより、水道水に含まれる不純物や残留塩素を除去し、水槽の水換えをより安全に行うことができます。
水道の浄水器みたいなイメージで捉えて良いと思います。

※NAウォーターはRO(逆浸透膜)純水装置ではありません。RO水を作りたい場合、オプション製品を追加購入する必要があります。

NAウォーターはプレフィルターPP5とカーボンフィルターHD30が付属

それに対してカチオンフィルターは、NAウォーターの交換用カートリッジの1つで、NAウォーターに入っている2つのフィルターのうち、プレフィルターPP5と入れ替えて、NAウォーターに水道水の浄化と軟水化の機能を持たせるフィルターになります。

 

2.設置・取付け

NAウォーターは、購入時に2つのフィルターが入っています。
プレフィルターPP5とカーボンフィルターHD30です。

プレフィルターPP5は、水道水に含まれる鉄サビや水垢などの不純物を取り除き、

カーボンフィルターHD30は、水道水の残留塩素を除去します。

ここにカチオンフィルターを導入する場合は、NAウォーターに最初から入っているプレフィルターPP5を取り外して、カチオンフィルターに交換します。

その際、カーボンフィルターHD30は、水道水の入水側(右側)に移動させ、カチオンフィルターは出側(左側)に取り付けることになります。
(詳細は価値音フィルター付属の説明書に記載)

 

因みに、フィルターの交換には、付属の白い”ハウジングレンチ”で透明なプラスチックの「クリアハウジング」を回して外します。

クリアハウジング取り外しには、少々力が必要となります。
(女性や力の弱い方には、最初少し硬く感じるかもしれません)

 

3.効果

そもそも、我が家でNAウォーター&カチオンフィルターを導入したきっかけは、アピストグラマのペアを飼い始めたことによります(何か関係ある?)。

購入した熱帯魚屋さんから、アピストグラマ繁殖水槽は、水槽水を弱酸性とし、そのまま水質の変化を極力避けるため、あまり水換えしなくて良いと言われました。

当初そのようにして、水槽がどんどん汚くなっていく様子を見ながら、

アピスト繁殖水槽でもキレイ保ちたいなぁ・・・・

と感じるようになりました。

そのあたり、熱帯魚屋さんにも相談し、水換えしても可能な限りpHなどの水質の変化を抑えたい・・・それを実現する手段として、NAウォーター&カチオンフィルターに白羽の矢が立ち、購入することにしました。

こちらを通して出来上がった水は、pH的には水道水と殆ど変わらないのですが、pHに影響を与える不純物が少ないため、水換え対象の水槽に入れると、水槽水のpHに近づきます。

ただ、NAウォーター購入時、1回目の産卵・孵化は既に終わっていて、その後、アピストペアが死んでしまったこともあり、その効果を試す機会は訪れませんでした(笑)

結局その後は、水草水槽の総硬度を抑える目的で、水換えの際に、NAウォーター&カチオンフィルターをほぼ毎回使っています。

なお、NAウォーター&カチオンフィルターによる総硬度低下の効果については、購入当時にYoutubeに動画をアップしていますので、こちらの動画をご覧ください。

その後も時々、水槽水の総硬度(GH)を測定しますが、総硬度は大体”1°dH”かそれ以下です。

カチオンフィルターを使う前は、水槽水の総硬度4~5°dHくらいだったので、かなり効果は高いと思います。

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なお、各フィルターカートリッジの交換目安ですが、

カーボンフィルターHD30は、交換目安:6か月、処理水量:約30,000リットル
(我が家はそろそろ交換時期か?)

カチオンフィルターは再生目安:約1,000リットルとのことです。

なお、カチオンフィルターは交換しなくても、食塩水による再生利用が可能です。

また、NAウォーターですが、一度使用するとフィルターの入ったハウジング部分に水が溜まります。

これを完全に抜くには、おそらくレンチを使ってハウジングを開ける必要があるのですが(出水方向に傾けても完全には水は抜けそうにない)、イチイチそんなことをしていられません。

その状態で5日以上放置すると、内部にカビが生える原因となりますので、そのあたり注意が必要になります。(こまめな水換えが一番効果的かと・・・)

ハウジングの下のほうに、水抜きの栓などがあると良かったんですが・・・

 

4.まとめ

我が家のNAウォーター&カチオンフィルターですが、当初購入時の目的から、現在の用途が変わってしまっていますが(笑)、水道水の軟水化(総硬度低下)という面では、試薬の数値的に見ても、素晴らしい機能を発揮してくれています。

水草水槽では、総硬度が高いと水草の成長に影響がでること(成長不良や葉の矮小化など)がありますので、そういった事象にお悩みの方には、お勧めできる製品です。
(因みに私はADAの人間ではありませんが(笑))

半年使用して、現在もカチオンフィルターを通した直後の水道水の総硬度は0に近いですが、もうそろそろ、食塩水による再生が必要かもしれません。

そのときは、また改めてやり方などをご報告したいと思います。

それでは、今回はここまでとなります。
また、お会いしましょう!

One thought on “製品紹介:水道水を浄化 ADA NAウォーター&カチオンフィルター”

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