皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?
おのぼです。

先日、Yotubeにも動画をアップしましたが、カチオンフィルターの効果が薄れてきたので、再生作業をおこないました。

今回は、そのことについてお話ししていこうと思います。

ADA社のカチオンフィルター

 

1.カチオンフィルターとは

カチオンフィルターの詳細については、以前、本ブログで紹介してありますので、こちらを参照してください。

簡単に概要を説明すると、カチオンフィルターは、水道水を軟水化する機能を果たします。

我が家では、ADA社製のものを使っています。
勿論、ADA社以外からも販売されていると思います。

カチオンフィルター自体は、単純にフィルター単体になるため、同社のNAウォーターという、水道水を水草水槽に適した水に変えるフィルターに入れて使用します。

NAウォーターの2つあるフィルターの内1つを取り換える形です。

 

2.カチオンフィルターの再生とは

カチオンフィルターは、陽イオン交換の原理を利用して、水道水を軟水化します。

硬水の要因となるカルシウムやマグネシウムは、水中にイオンとして溶けていますが、カチオンフィルターは自らが持つイオン(H⁺)を水中に出して、代わりに水中にあるカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどを交換して取り込むフィルター(陽イオン交換樹脂)です。

ただ、これを繰り返すと、自らが持つイオンが減って効果が落ちてきますので、どこかのタイミングで再生作業が必要になります。

ADAのサイトやカチオンフィルターの説明書をみると、カチオンフィルターの再生目安(もしくは交換)は

「処理水量約 1,000リットル」

とのことです。

3.どうやって再生するの?

カチオンフィルターを再生するには、自らが持つイオンを復活させるため、食塩水をカチオンフィルターに通します。

ADA カチオンフィルターの説明書には以下の手順が記載されています。

[カチオンフィルターの再生手順]
①NAウォーター本体からカチオンフィルターを取り出します。
②市販の精製塩(塩化ナトリウム99.5%以上)100gを水道水1ℓに溶かし、約10%の食塩水をつくります。
③キッチンのシンクなどにカチオンフィルターを立てて置き(パッキンが上)、上部の穴から食塩水を少しずつ流し入れます。食塩水が上部の穴からあふれないように注意してください(食塩水は下部の穴から流れ出ます。)
④食塩水1ℓを流し終わったら、上部の穴から水道水を流し入れます。十分に水道水を通し、下部の穴から出る水に塩分がなくなったら、カチオンフィルターの再生は完了です。

となっています。

ということで、こちらに従って作業を行いました。

再生作業の詳細については、本記事トップにリンクを貼ったYoutube動画を確認いただければと思います。

 

4.再生の効果

作業の前と作業後で、カチオンフィルターを通した水道水の硬度を測ってみました。

ADAのパックチェッカー THという試薬で測定しています。

こちらが再生前に測った硬度です。

箱の比較表と比べると、大体 50 CaCO3 mg/ℓ (ppm)位じゃないかと思います。

 

そしてこちらが再生作業後の硬度です。

随分端に映っていますが、きわめて 0 CaCO3 mg/ℓ(ppm)に近いと思います。

ということで、無事カチオンフィルターが再生しました!

5.まとめ

ADAのNAウォーター&カチオンフィルターですが、我が家では購入して約9か月使用しています。

その間、どのくらいの水替えをしてきたか、ざっくり考えてみました。

我が家は4つの水槽があり、大体1回の水替えで30~40ℓを交換します。

週2回のペースでおこなっていますので、ざっくり計算して9か月間(40週弱)で “1,200~1,600ℓ” を水替えしたことになります。

上述の通り、カチオンフィルターの処理水量は約 1,000リットル とのことなので、もう少し早く再生作業した方が良かったかな・・・と思っています。

今後は半年(6か月)に1回のペースで再生していこうと思います。

次回の再生は11月末~12月上旬といったところでしょうか・・・

 

今回はここまでとなります。
それでは、またお会いしましょう!

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