皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?
おのぼです。

先日、Youtubeに動画を投稿しましたが、リセットした30cmキューブ水槽用に購入してきた熱帯魚を、点滴法で水合わせした後、水槽に導入したところ、数日で壊滅的な状況になってしまいました(T_T)

水合わせのやり方がマズかったんだろうなぁ・・・と反省し、水合わせのやり方について、改めて調べてみることにしました。

ということで、今回は(今更ですが)水合わせのやり方について話していきたいと思います(>_<)

 

1.水合わせの方法

では、水合わせのやり方にはどんな方法があるでしょうか。
大きく分けると、ざっと以下の通りなんじゃないでしょうか?

1.点滴法
2.スポイト(?)法
3.爪楊枝法
4.水合わせせず、即ドボン

他にも色々あると思いますが、メジャーな方法はこんな感じでしょうか。

では、次項で各方法の手順について詳しく見て行きたいと思います。

 

2.「1.点滴法」「2.スポイト(?)法」の手順

「1.点滴法」はとてもメジャーですよね。
この方法で水合わせをやられている方は多いと思います。

エアレーションのチューブなどを流用して、熱帯魚の入ったバケツ・ケースに水槽水を点滴のように添加していく方法ですね。

水量を調整するために、エアレーション用の一方コックや二又分岐(コック付)などを取り付けることが多いと思います。

点滴用チューブ:水槽側にエアストーン(小魚の吸込み防止)、バケツ側に一方コック(水量調整)

では「2.スポイト(?)法」って?

何となく想像付くと思いますが、バケツ・ケースなどに一旦熱帯魚を入れるのは点滴法と同じで、水を足すのをスポイトなどで行うことです。

たぶん、アクアリウムを始めたばかりの頃って、このやり方でやってる方が結構多いんじゃないでしょうか?
自分もそうでした。

ただ、巷でそれを”スポイト法”って呼び名で呼ばれているのかは定かじゃないです(笑)

「3.爪楊枝法」については、今回長くなりそうなので、次回の記事で紹介したいと思います。

では、改めて「1.点滴法」のやり方についておさらいしていきましょう。

[点滴法の手順]
1-1. 購入してきた熱帯魚を袋ごと30分程度水槽に浮かべ水温合わせする.

袋ごと水槽に浮かべて水温合わせ

1-2. 魚を袋の水ごと小さなバケツ・ケース(3~5ℓサイズがお勧め) に移す .
 水温変化を最小限にするため、袋の水は極力減らさずそのままの量を使う.
 (水槽サイズによっては限界あり)

今まで使っていたケースは小さいため、新たに5ℓのバケツを準備

1-3. 酸欠や水温が気になる場合は、バケツ・ケースにあけた袋の水にエアレーションやヒータを入れる.

1-4. エアレーションのチューブ&一方コック(二又分岐)を使い、水槽水を点滴のイメージで熱帯魚の入ったバケツ(ケース)に注入する.

1-5. 元の水と同じくらいの量が加水されたら、半分ほど水を抜く.

1-6. 更に点滴により加水.
1-7. 1-5と1-6を繰り返すが、何度繰り返すかは状況による.
1-8. 点滴終了後、熱帯魚を水槽に投入.

といった感じになるでしょうか。
人によってやり方に違いはあると思います。

自分が水合わせに失敗したときは、まず水温合わせを最初にやらず、熱帯魚を水槽に投入する直前にやってしまいました。

また、袋から熱帯魚を水を1ℓ程度の容量のプラスチックケースに入れ、水を6割くらい減らしてから点滴法を行いました。
少々ケースが小さすぎたなぁ・・・と感じています( ;∀;)

失敗したときに使用したプラケース

そこから、25分程度点滴をおこなって、水量が倍ちょっとになるまで加水した感じです。

改めて見直すと、不備がいくつもあったなぁ・・・と感じています( ;∀;)

 

因みに、この点滴法で一番ポイントとなるのは、やはり、どのくらいの時間を掛けるか、どのくらいの速さで点滴するか・・・になるんじゃないかと思います。

ただ、実際のところ、それはケースバイケースだと思っています。
また、人それぞれの考え方にも大きく左右されそうです。

自分は点滴時間 1時間を基準に、状況によって長くしたり短くしたりしようと考えています。

点滴のペースですが、30分程で袋の水と同じ量が入るように調整し、半分水を抜いて、もう30分間同じペースで加水します。

1ℓ加水に約35分かかった点滴のペース

これによって、1時間後には3/4が水槽水になる計算です。
通常はこのくらいでいいんじゃないかと・・・。
水槽の水換えでも、1/3くらいは水が換わりますからね。

後は、熱帯魚の種類や状態、袋の水(熱帯魚屋の水)と水槽水の差が大きそうかどうか・・・この辺りに気を付けて調整する感じでしょうか。
(素人なのに分かる?? いや、熱帯魚屋さんに聞きますw)

因みに、水合わせは長ければ長いほど良いという方も多いと思いますが、少なからずデメリットもあると思います。

ということで、点滴法を長時間行うメリットとデメリットを以下に纏めてみます。

メリット:急激な水質変化による魚へのショックが和らげられる

デメリット:水温変化・酸欠(別途対処法あり)、魚へのストレス等

冒頭でもお話した、youtubeにアップした水合わせに関する動画に対して、”2~3時間水合わせを行う”といったコメントを幾つもいただきました。

自分は今まで30分前後だったため、コメントいただいとき、うーん、長いなぁ~と、正直感じてしまいました。

今まで30分前後(アピストなどは1時間程)の水合わせで、大した失敗もなかったためです。

逆に、先日、25分間の水合わせで、初めて大失敗してしまったため、少々ショックを受けました。

ただその時は、最初に水温合わせを行わず、いきなり点滴法を行ってしまったり、上述のように不備が幾つかあったため、そのあたりも影響していたかもしれません。

行きつけの熱帯魚屋さんに、改めて水合わせについて相談してみましたが、その店長さんは “水合わせは1時間以内で十分”派です。

自分が失敗した際の”点滴法25分”でも、時間的には十分だと言っていました。
(加水するペースなどは特に話していませんが・・・)

この辺りの時間は、正直ケースバイケースだと思いますし、人それぞれ経験から来るものもあり、正しい答えって無いと思っています。

ただ、今回のようなこともあるので、もう少し丁寧に水合わせしようと思い、今回、色々と調べてみました。

長くなりましたので、今回はここまでとさせて頂きます。
次回、「爪楊枝法」について記事にする予定です。

それでは、またお会いしましょう!

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