皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?
おのぼです。

前回の記事で、”点滴法”による水合わせについて記載しましたが、今回は「爪楊枝法」について書いて行こうと思います。

ただ、予告しておきますと、記事の内容は賛否両論になりそうです・・・。

実は先んじてyoutubeに爪楊枝法について検証した動画をアップしたところ、チャンネル登録者が微減、更に、いつもより低評価が多い状況となってしまいました。。。(ある程度予想出来ていたことなので、その動画を投稿することに、少し躊躇っていましたが・・)

今回の内容は、検証環境での結果ですので、実際の水合わせ環境を完全に再現できたわけではありません。

あくまで参考レベルでご覧いただければ幸いでございます(‘ω’)

検証した環境(後から小型フィルターを追加)

 

1.爪楊枝法による水合わせとは

前回記事の”点滴法”に対して「爪楊枝法」ですが、熱帯魚屋さんで購入した熱帯魚を、入っているビニール袋&水ごと水槽に浮かべて水合わせをする方法です。

浮かべたビニールに爪楊枝などで穴を開けて、徐々にビニールの中の水と、水槽の水を混ぜ合わせて、水合わせを行います。

自分の行きつけの熱帯魚屋さんからは、ハサミで2cm程切ると良いですよ!と言われています。

 

2.爪楊枝法の検証

という爪楊枝法のやり方ですが、その方法を聞いて自分が感じたのは、

1.熱帯魚屋さんの水槽水が家の水槽水に混ざる

2.開けた穴から、どのくらいのペースで水が入ってくるか?

この2点でした。

1については、信頼のおける熱帯魚屋さんで購入した魚でのみ行う・・・と割り切ることにしました。

2については、実際に検証してみることにしました。

ただ、どうやったら水の混ざるスピードがわかるかなぁ・・・と考え、結論として、検証用に準備した水槽側の水に色を付けて、袋の水の色の変化を見て判断することにしました。

水槽を2つ準備したかったですが予備がないので、左側に水槽を右側にプラケースを準備しました。

そして、左側の水槽に爪楊枝で穴を開けた袋を、右側にハサミで切った袋を浮かべていきます。

水槽の水は水道水、袋の水はカチオンフィルターを通した水と、少し水質を変えています。

そして結果は以下のとおりでした。

1回目の試験

2回試験を行いました。

1回目は左は爪楊枝で2つ穴を開け、徐々に1つずつ穴を追加。
右側はハサミで2.5cm程切って、その後追加無しです。

ただ、あまりに水槽の水が袋に入ってこないため、上の画像の通り、袋の水の変化は左右双方とも余り有りませんでした。

ということで、次に左の爪楊枝の穴を増やし、右のハサミで切る穴を大きくして再試験を行いました。

左側の袋は、最初、爪楊枝で4つ穴を開け、その後徐々に2つずつ穴を追加。
右側は、最初にハサミで3.5cm程切断して、その後穴の追加は無し。

結果は、ハサミで穴を大きく切った側は袋の水の色付きが少し良くなり、水が混ざっていることが確認できましたが、残念ながら爪楊枝側は殆ど色が変わりません。

この動画をyoutubeでアップしたところ、水槽に(フィルターによる)水の流れが無いから、影響が少ないのでは?というコメントをいくつかいただきました。

あと、右側はハサミで3.5cmカットすると小型熱帯魚が逃げ出す可能性があるとコメントをいただきました。(確かに・・・)

ということで、後日、再試験することにしました。

 

今回、水槽&プラケースに小型フィルターを追加しました!(^^)!

水槽にフィルターを追加、水の流れを再現

そして、計4回の試験を行いました。

1回目は前回同様、水槽側の水に色を付け、前回の2回目と同じ数の穴を爪楊枝で開けていきます。

ただ、水流を加えても、やはり水の混ざりが悪いため、60分後も穴を追加していったのが、前回の2回目との違いになります。

結果は画像の通りですが、240分後にようやく色づいた感じです。

 

2回目以降は、最初にあけた穴の数を増やさずに試験していきました。
更に、今回から袋側の水に色を付けています。

というのは、1回目の試験でフィルターで水を回すと、色水が徐々に薄くなっていく感じがあったためです。(フィルターの濾材は取り除いてあったんですが・・)

穴を開けて浮かべた袋の水が、どのくらい薄まったか比較するため、原色液の小袋(写真左側)を準備し、並べて比較していきます。

2回目は爪楊枝の穴を10個、3回目は15個、4回目はハサミで2cmx2個の穴を開けています。

結果は下の画像の通りです。

2回目は爪楊枝の穴を10個で固定.

2回目は最初に爪楊枝で穴を10個開けて、そのまま固定です。

正直、色は殆ど薄まっていかない感じでした。

3回目は爪楊枝の穴を15個で固定.

3回目は爪楊枝の穴を15個で固定にしましたが、こちらも居ろは殆ど薄まりませんでした。

4回目はハサミで2cm程の切り込みを2つ開けました。
こちらは、徐々に水が混ざり、袋の水が薄まっていくのが分かります。

 

ということで、率直なところ爪楊枝での穴は、15個に増やしてもさほど効果が感じられませんでした。

今まで爪楊枝法で水合わせを行い、トラブルもなくやられてきた方にとって、受け入れがたい結果だと思います。

この結果が、実環境と検証環境の違いによるものか?それとも別の要素によるものか? 正直、自分は断定できません。

冒頭にも書きましたが、参考情報として見ていただければと思います。

因みに、検証を行った後、片付けず、翌朝まで袋を水槽に浮かべていた際は、袋の水の色は水槽水と殆ど同じになっていました。

恐らく10時間以上経過していたと思います。

なので、長時間掛ければ、爪楊枝法でも確実に水は混ざると言えます。

 

今回の結果から、自分は行きつけの熱帯魚屋さんから購入した熱帯魚は、ハサミで穴あけ(たぶん2cm x3個(要検証))して水合わせ、またはyoutube動画のコメントで教えていただいた「スドー サテライトスリムM」による水合わせを行う事になりそうです。

また、そうでない熱帯魚屋さんから購入した場合は、点滴法で行こうと思います。
(ただ、爪楊枝法を否定している訳ではありませんので、そこはご理解ください)

 

では、今回はここまでとなります!
また、お会いしましょう!

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