皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?
おのぼです。
今回は、毎日の水槽メンテで、魚へのエサやりの次くらい頻繁に行っている、液体肥料の添加についてお話したいと思います。
1.水草の成長に必要なもの
水草水槽をやられている方には今更なお話しとは思いますが、水草の成長には、光合成の促進が必要になります。
様々なサイトで説明されているので、詳しくは書きませんが、その光合成に必要なものとして
1.光
2.二酸化炭素
3.栄養分
この3つが知られていますよね。
今回は 「3.栄養分」に大きく影響する “液体肥料” の添加についてお話ししていきたいと思います。
2.光合成に必要な3大栄養素
水草の光合成に必要な栄養素ですが、
・窒素
・リン
・カリウム
この3つが有名で、3大栄養素と呼ばれていますよね。
水草水槽でも、この3大栄養分を絶やさないように注意する必要があります。
窒素、リン、カリウムの水槽内での必要量の比率は、一般的に
「2:1:2」
と言われています。
この3大栄養素は、以下の要因で、水槽内で自然発生します。
窒素:
硝化バクテリアによって生産
熱帯魚などのエサの食べ残し
リン:
熱帯魚などのエサの食べ残し
カリウム:
水草のトリミングや枯れ葉など
これら要因より、水草の要求量と、水槽内での自然発生する要素を考えると、不足しがちになる順番としては
①カリウム
②窒素
③リン
となります。
「③リン」については、要求量が少ない割りに水槽内で自然発生し、供給過剰でコケの原因になりがちですので、あえて添加することは無い栄養素と言えます。
3.他に必要な栄養素
上記の3大栄養素以外にも、水草に有効な栄養素があります。
・鉄
・カルシウム
・マグネシウム
・硫黄
などがそうです。
これらは水草による要求量が少なく、水道水に含まれている量で充分なケースが多いため、敢えて添加する必要のないものが殆どです。
ただ、赤系の水草をより赤くしたい場合、「鉄」分を追加するのが有効・・・という話を、アクアリストでご存知の方は多いと思います。
水道水にも鉄分は含まれますが、鉄分にも種類があり、水草が必要とする鉄分(二価鉄)が、水道水には余り含まれていないというのが、上記の理由のようです。
4.固形肥料と液体肥料
水草は、栄養分を主に根と葉から吸収します。
根は低床に含まれる栄養分を、葉は水中に溶けた栄養分を吸収します。
低床に含まれる栄養分は、ソイルに含まれる栄養分や固形肥料などが主となり、
水中の栄養分は、水道水に含まれる栄養分、ソイルの栄養分が水中に溶けだしたもの、添加された液体肥料が主となります。
水草に必要な栄養分を含むソイルを使って水槽を立ち上げた場合、立上げ後しばらくはソイルの栄養分で充分です。
ただ、しばらくすると、それらが徐々に減ってきますので、固形肥料や液体肥料の添加が必要になってきます。
我が家では、水槽立上げ後、大体1.5~2か月位から、液体肥料を添加するようにしています。
固形肥料は水草の様子を見ながらという感じです。
5.我が家で添加している液体肥料
ということで、ここに行きつくまでに随分かかってしまいましたが(笑)、我が家で添加している液体肥料は、大体以下のようになっています。
[毎日添加している液肥]・ADA ブライティK (カリウムの補給)
添加量:60cm水槽に1日2プッシュ/45cm&30cm水槽は1プッシュ
・ADA グリーンブライティ・ミネラル (鉄・マグネシウムなどを補給)
添加量:60cm水槽に1日2プッシュ/45cm&30cm水槽は1プッシュ
・ADA ECA・プラス (鉄分の補給)
添加量:水換え後、赤系水草のある水槽に1滴
・ADA グリーンブライティ・ニトロ (窒素の補給)
添加量:60cm水槽のみ1日1~2プッシュ
この最近添加を始めた液肥ですが、
ECA・プラスは、先日こちらの記事に書いた”赤くならないロタラ・インディカ”を赤く出来ないか? 試すために添加を始めました。
グリーンブライティ・ニトロは、こちらは先日Youtubeに動画をアップした “枯れかけたラージパールグラス・パールグラス”の対応になります。
今回はここまでとなります。
またお会いしましょう!