皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?
おのぼです。
今回は、先日購入した熱帯魚、
スファエリクティス・バイランティ
を紹介していきます。(導入時のYoutube動画はこちら.)
こちらの魚を購入したキッカケですが、
最近、アピストグラマの稚魚を熱帯魚屋さんに引き取って貰ったことが話の発端となります。
まず、稚魚を引き取って貰った理由ですが、すでに稚魚とは言えないくらい育ち、稚魚同士の争いが増え、また、ペアが成立して繁殖活動に走る雰囲気もあったため、さすがに我が家の数少ない水槽で育てるのに限界を感じてきました。
そんな状況のため、稚魚を引き取って貰い、空いた30cmキューブ水槽のスペースに、新しい魚を迎え入れることになった次第です。
1.特徴・魅力
「スファエリクティス・バイランティ」ですが、自分は熱帯魚屋さんに行くまで、見たことも、聞いたこともない魚でした(笑)
チョコレート・グラミーの一種で、体の模様から別名「ゼブラ・チョコレート・グラミー」とも呼ばれているようです。
こちら、左の画像がチョコレートグラミーで、右がスファエリクティス・バイランティになります。
右のスファエリクティス・バイランティは、購入した直後で、まだそこまで色がでていませんが、飼い込んでいくと、特にメスはチョコレートグラミーよりも赤系・緑系の色が鮮やかになり、シマウマ(ゼブラ)のような縦じまが色強く出てきます。
今回購入した個体は3匹ですが、サイズ的には大体4cm位です。
成魚は6cm程になるため、順調に成長すれば、もう一回り大きくなりそうです。
なお、こちらの魚の分布はボルネオ島になります。
2.飼育
チョコレートグラミー系の魚は、飼育が難しいと言われています。
その中でスファエリクティス・バイランティは、若干飼育難易度が下がるという情報もありますが、それでも水質などの管理には注意が必要です。
まず水質ですが、弱酸性・軟水でろ過の効いたキレイな水を好みます。
そしてタイトル通り、動きがゆっくりで、体形も縦長なため、水流の影響を受けやすい魚です。
水槽内で強い水流が発生している場合は、対策を取った方が良さそうです。
ただ、動きがゆっくりと言いながら、意外と仲間同士で突き合うので、流木などで隠れやすい場所を多く作ると良いです。
混泳についてですが、我が家では、現在、30cmキューブ水槽でコリドラス(パンダ)と混泳しています。
最初、アピストグラマの稚魚(といっても4cm程に成長)のオスも同じ水槽にいたのですが、アピストグラマがバイランティをつついてしまう様子が見られたので、アピストグラマは別の水槽に移しました。
今後、この水槽に他の魚を追加するかは、ちょっと迷っています。
というのは、バイランティはエサを食べるのが遅いため、仮に小さくて温和な魚を入れても、エサを先に食べられてしまいそうだからです。
性格面で見ると、バイランティは少々臆病な感じですが、その割に仲間内では小競り合いをします。
ただ、他の魚にはあまり手を出しそうな感じはないため、今後の混泳についてはエサの面を中心に気にかけて検討したいと思います。
エサですが、体格の割りに口が結構小さいため、我が家では最初、稚魚用の人工餌をあげてみました。
ただ最初、慣れない環境もあってか、エサへの食いつきが悪く、また、浮いて水流に流れていくエサに追いつけず、あまり食べませんでした。
そのため、冷凍赤虫と乾燥赤虫をあげてみたところ、こちらは食いつきがよかったです。
現在は乾燥赤虫を主体に与えています。
今後はブラインシュリンプも試してみようかと思います。
価格:588円 |
3.繁殖
水槽内での繁殖は、可能ですが難易度は高いようです。
メスが産卵した卵を、オスが口の中に咥えて孵化するマウスブリーダーで知られています。
また、オス・メスの見分けですが、この魚は他の魚と違い、オスよりメスのほうが色鮮やかになります。
オスはグレー色がベースとなり体の両サイドのラインが強くなります。
メスは赤と緑系の縦じまが強くなり、色鮮やかになってくるようです。
残念ながら、我が家の3匹は、まだそこまで色が出ていないため、オス・メスの明確な判別はできていません。(これはオスかな~・メスかな~・・・というのはありますが)
下の画像が我が家の3匹(多分全部違う個体だと思います(笑))です。
4.まとめ
スファエリクティス・バイランティ | |
学名 | Sphaerichthis vailanti |
分類 | オスフロネムス科 (アナバス亜目) |
分布 | ボルネオ島 |
全長 | 6cm |
水質 | 弱酸性 (軟水) |
水温 | 22~28℃ |
混泳 | 可も要注意(詳細は2項参照) |
今回はここまでとなります。
それでは、またお会いしましょう!
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